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JA

厳しい状況の中の勝ち点1

ウエスカはルーゴと対戦し、1人少ない状態になった後に同点に追いつかれ、1-1で引き分ける

アルコラスで行われたルーゴ戦は審判の判定が主役となる展開となった。ホーム4連勝を狙うウエスカはホルヘ・プリードがヘディングゴールを決めるが、VARが介入し、最終的にプリードのゴールは無効となる。その後、ジェラール・バレンティンのゴールで先制するが、60分にフロリアン・ミゲルが退場処分となり試合は引き分けに終わった。ウエスカは終盤を10人で戦いながらも、相手エリア内で非常に強い意志を見せた試合だった。

ルーゴは予想通り、明確なアイデアと闘争心を持ったチームであることを示す。そして試合開始から5分、最初にシュートを放ったのはルーゴの方だった。最初の数分間のポゼッションやチャンスは両チームとも互角だった。ルーゴの最初のチャンスに対し、左からのクロスに反応したジェラール・バレンティンがヘディングでゴール寸前まで攻め込む。それからわずか10分後、再度ジェラール・バレンティンがチャンスをつかみ、ルーゴのゴール前でチャンスを作りだし素晴らしい個人技でシュートを放つが、GKウォーリーの手に当たる。そして前半終了前、ルーゴは何度もウエスカのエリアに侵入するがフィニッシャーが見つからない。そしてフアン・カルロスはボレーシュートを放つが枠を外れてゴールにはならず。

チャンスはあったもののリズムがつかめないまま後半が開始する。後半は非常に違った形で始まる。マルク・マテウの素晴らしいコーナーキックからのホルヘ・プリードのシュートがゴールネットを揺らす。しかしVARが介入し、プリード自身にファウルがあったとし、ゴールは取り消される。

そしてその5分後、ジェラール・バレンティンが物議を醸し出した判定を償うと、アルコラスは大いに沸き立つ。右サイドからのクロスを頭で決め、ウエスカに今度こそ議論の余地のない1点目が入る。しかし60分、主審はウエスカに新たな試練を与える。VARの判定でフロリアン・ミゲルが退場となり、ウエスカは1人少ない状態になる。

クコ・シガンダ監督はカンテ、橋本拳人、ビララサを投入し、退場したサイドバックのフロリアン・ミゲルの穴を埋めるべく戦力を補強する。しかし68分、ルーゴの同点弾を防ぐことはできなかった。その後もウエスカは気落ちするどころか、ゴールを目指して相手エリアで奮闘する。一方ルーゴは数的優位に立っているにも関わらず試合を終わらせようとする。ロスタイム直前には橋本拳人が素晴らしいプレーを見せたが、シュートはわずかにポストの脇に外れる。ロスタイムの9分は「No Reblar(あきらめない)」というウエスカのスローガンの通り、懸命に戦ったが、試合は引き分けに終わった。