2023年最高の締めくくり
SDウエスカは、ビラルサ、ウーゴ・バジェホ、コルタジャレーナのゴールでカルタヘナとの直接対決に制した(3-0)。
エル・アルコラス開催の年内最後の試合を前にSDウエスカの全サポーターが、サンタさんへの手紙にカルタヘナとの直接対決での勝利をお願いしたはずだ。しかし、これほど苦しまず、いとも簡単に勝てるとは夢にも思っていなかったであろう。SDウエスカはわずか9分間で3ゴールを挙げるという素晴らしい前半を経て、3点リードを試合終了まで守り切りイダルゴ監督就任以降最高の快勝をもたらした。
試合開始前、SDウエスカのイムノが流れていた時にこれほど楽な前半を予想していたサポーターは少数派だっただろう。序盤は探り合いの展開だった。途中でスタンドのサポーター1名の体調不良によって試合が数分中断され、再開後はSDウエスカのゴールフェスティバルが幕を開けた。エル・アルコラスで試合開始から15分が過ぎていた。SDウエスカのほとんど全ての攻撃がゴールに繋がった。しかも、まごうことなきゴラッソに。
スコアを動かしたのは、ビララサだった。30分、ファーにあがったクロスに合わせ、ネットを揺らした。今季3点目となるゴールでSDウエスカに先制点をもたらした。その3分後、ウーゴ・バジェホのゴールをアシスト。左サイドでボールを受けると、強烈なシュートをファーに流し込んだ。
SDウエスカは自信をつけ続け、4分後にそれを見せつける。またしてもビララサとウーゴ・バジェホの壁パスからマイナスのクロスにコルタハレナが合わせ、3点目となった。前節似たようなチャンスでゴールできなかったプレーの挽回ができた。輝かしい3-0でハーフタイムを迎えたが、なんとアディショナルタイムにDFのGKへの精度の低いバックパスをオベンがインターセプトする寸前で、追加点を決めかけていた。
イダルゴ監督率いるチームは後半、必然的に一歩後退し、相手にボールを預けた。監督は、3人目のセンターバックにイバン・マルトスを起用し、DFラインを強化した。その直前、ジェレミーに跳ね返ったボールがゴールに入りそうだったが、アルバロ・フェルナンデスが防いでいた。SDウエスカはこのまま持ちこたえ、カウンターから追加点を狙った。監督はエンツォ・ロンバルドとアレックス・バルボアを投入し、さらにマヌ・リコとボリーバルを投入した。
終盤はロンバルドが大きなチャンスを迎えた。コルタハレナのシュートがクリアされたこぼれ球に合わせ、強烈なシュートを放つもこれはキーパーがキャッチ。願ってもない、夢のような2023年の締めくくりの最後のプレーだった。


