ア・マラタで無敗記録がストップ
SDウエスカは前半にリードを奪ったものの、ラシン・フェロールとの試合で11試合負けなし記録に終止符を打った(2-1)。
ア・マラタがSDウエスカの無敗記録を止めた。11試合負けなしだったアントニオ・イダルゴ率いるチームは、ガリシアの遠征でついに敗北を喫した。近年の中でも熾烈な2部リーグでは、苦しまずに勝ち点を積み重ねることは絵空事である。A・マラタのようなスタジアムではなおさらだ。SDウエスカはそれを身をもって体験した。先制ゴールを奪った素晴らしい前半の後、2つの不運なプレーによって逆転を許し、結局手ぶらでガリシアの地を後にした。
ラシン・フェロールはホームという地の利を活かし、ボールを支配しようとバイタルエリアまでいとも簡単に進入できた。しかし、特にアルバロのゴールを脅かすことはなく、チャンスらしいチャンスといえばいくつかのコーナーキックだった。アスルグラナ守備陣はボールをインターセプトしまくり、カウンターをいくつかお膳立てするなど最高のパフォーマンスを維持し続けた。しかし、ジェラール・バレンティンのフィニッシュが精度に欠いた。
27分、フェロールのビルドアップをインターセプトしたエラディのシュートがチーム初のシュートとなり、SDウエスカの最高の時間帯が見られた。そのわずか10分後、ビララサが直接コーナーから意表を突く寸前だったが、これはGKが防いだ。その2分後、ハビ・マルティネスがスペースでボールを受け、ゴールネットを揺らした。
SDウエスカは貴重なアドバンテージを持って後半に入ることができ、ガリシアのチームにプレッシャーをかけた。ロッカールームから戻ると、フェロールは力強く攻め上がり、まずミドルシュートを狙ったが、これはクロスバーを越えていった。そして何度かDFがクリアするプレーが繰り返され、コーナーキックを許した。ジェラール・バレンティンがサイドで治療を受けていたため、数的優位に立ったホームチームはアルバロ・ヒメネスがゴールを決めるまで攻め込んだ。
1時間が過ぎる頃、試合は再開。ホームの大観衆の声援を受け、同点に追いついてからはホームチームの意地が見えた。65分、エリア外から放たれたシュートがDFに当たりアルバロの逆足をつき、ラシン・フェロールの2点目となった。イダルゴ監督はすぐにベンチを動かし、まずはイケル・コルタハレナとジェレミー・ブラスコを下げてホアキンとフアンホ・ニエトを入れ、後にウーゴ・バジェホとジェラール・バレンティンに代えてサミュエル・オベンとエンツォ・ロンバルドを投入した。
ボリーバルが最後の交代選手となり、橋本拳人と交代して試合は残り10分となった。SDウエスカは繋ぐコンビネーションで前進するも、ホームチームのゴールまでフィニッシュに持ち込むことはできなかった。フェロールにボールを奪われる怖さとも戦いながら、時計の針は刻々と進んでいった。アディショナルタイムはホームチームのエリアを舞台にプレーしていたが、守備陣はボールをクリアし続け、11節越しにアスルグラナスは勝ち点という対価を得られなかった。



