エル・アルコラスで痛恨の敗北
アスルグラナスは後半開始時にリードを奪われ、ロスタイムにダメ押し弾を許し、より効果的なレアル・オビエドに0-2で敗れた。
SDウエスカは、対オビエド戦をチームのネガティブな流れに必要なターニングポイントとして肝に銘じていた。しかし、相手ゴールに迫り続け最後までトライし続けたものの、思い描いていたプランは実現できなかった。後半開始早々にオビエドが決めたゴールが重くのしかかり、攻めに転じていたSDウエスカを相手にアディショナルタイムタイムに0-2とした。シーズン佳境を迎えるチームにとっては傷を癒やし、立ち直る時である。
序盤から試合は最初に相手のミスを見逃さなかったチームが勝つと思われ、前半を0-0で折り返した。両チームともにインテンシティが高く、SDウエスカの方にイニシアチブがもっと見られたが、スコアに反映されることはなかった。やろうとしてはいたものの、エリアでゴールを具現化できていなかった。
前半30分を過ぎた頃、オベンが左サイドを突破し、ゴールラインからハビ・マルティネスにマイナスのクロスを送るも、合わせられることはなかった。そしてその10分後、トレサコが個人プレーからエリアにクロスを上げ、今度はオベンがボールを受けたが、しっかりとシュートを打つまでは至らなかった。オビエドも一方で、ミドルシュートやフィニッシャーに届かないスルーパス等でアルバロが守るゴールを脅かすことはなかった。前半の終盤、顔面にボールをモロに喰らったハビ・マルティネスが倒れ、イダルゴ監督率いるチームは数的不利で前半終了を迎えた。
後半はハビ・ミエルが代わって出場したが、アスルグラナスに吉報が届くことはなかった。相手はギアを上げた状態でピッチに出てきて、その5分後にパウリーノのヘディング弾で先制した。SDウエスカは素早く反撃したい一心で、ビルドアップの失敗を見逃さなかったオベンがGKからボールを奪おうとしていた。イダルゴ監督はベンチを動かし、ホアキンとエラディを投入し、攻撃陣をリフレッシュさせようとした。代わりに下がったのは、トレサコとオベンだった。
エラディの素晴らしいボール奪取からイバン・マルトスにボールが届き、ゴール正面でファーを狙ったが、2本連続のシュートチャンスはオビエドの守備陣にクリアされた。SDウエスカが是が非でも勝ち点を必要としていた中、試合のペースは上がっていった。次にイバン・マルトスに代えてビララサが投入され、残り30分となった。
SDウエスカがエリアにクロスを上げ続けていた矢先、クリアされたボールがDFのハンドに当たったが、主審はVARチェックを行った上でPKと判定しなかった。これがチームとファンの導火線に火をつけた。2本連続のコーナーキックからビララサとハビ・ミエルが同点弾を決める寸前だった。アディショナルタイム7分と宣言された時、ポストぎりぎりの角度を狙ったフアンホ・ニエトの強烈なシュートをGKが弾いた。SDウエスカが完全に攻めの姿勢だった一方で、オビエドは最も効果的なやり方でアディショナルタイムのボルハ・サンチェス弾で試合を締め括った。



