
ラシン・サンタンデール戦はスコアレスドロー
ホームのラシン・サンタンデール戦、ウエスカは非常に互角な戦いを見せたが、スコアボードを動かすことはできず
ウエスカはホームのラシン・サンタンデール戦でハードな3連戦の1週間を終了したが、良い感触で締めくくることはできなかった。ラシン戦は決して楽な試合展開ではなかったが、引き分けに持ち込むことができた。主導権を握るよりも効率的なプレーを得意とする両チームは、チャンスとポゼッションを分け合ったが、スコアボードを動かすことはできなかった。
このハードな1週間を乗り切るため、事前に発表したとおりクコ・シガンダ監督はローテーションを行い、先発メンバーを5人変更した。ティモールがホルヘ・プリードの代わってディフェンスラインに入り、トメウと橋本拳人がダブルボランチを組み、ソコが右サイドに入り、フアン・カルロスとケビン・カルロスが攻撃を担った。
ここのところ好調のラシンを相手にウエスカがエル・アルコラスのピッチ上で快適に感じるまではしばらく時間がかかった。試合開始から数分はラシンがチャンスを作る。その後ウエスカは特にフアン・カルロスがチャンスを作り、GKパレラが守るゴールエリアに迫る。まず、GKパレラの飛び出しからリバウンドを奪おうと試み、19分にはアンドレイのゴールラインからのクロスに合わせシュートを放つ。
前半もう一つの明確なチャンスはトメウのロングシュート。しかしこれは相手ディフェンスに当たってしまう。一方GKアンドレスは前半ほとんど出番がなかった。
後半開始8分、ウエスカに明確なチャンスがやってくる。トメウがボールを奪取し、フアン・カルロスが左サイドにいたマルク・マテウにアシストするが、これは枠を外れる。クコ・シガンダ監督は変化を狙ってカリージョとジェラール・バレンティンを投入する。そして数分後、両選手がチャンスを生み出す。ジェラール・バレンティンのゴールラインへの素晴らしい走りがスローインとなり、それを受けたカリージョがシュートするが、相手ディフェンス陣が阻止する。
そしてオスカル・シエルバが交代でピッチに入り、その後フアン・ビジャール(デビュー戦)とクリスティアン・サルバドルがウエスカ最後の交代要員となる。そして両チームに勝利のチャンスはあったものの、スコアボードは動かないまま試合は終了した。