SDウエスカがエル・アルコラスを相応しいお祭りに

チームを応援し続けたエル・アルコラスは、ついにそれに相応しいお祭りになった。ラ・リーガ・スマートバンク第26節、ソシエダ・デポルティバ・ウエスカの素晴らしい後半の戦いで、激しく戦うCDミランデスにゴールラッシュとクリーンシートで快勝。完璧なヘディングで先制点を挙げたエスクリチェ、デビュー戦となったジェラール・バレンティンのゴール、今季9ゴール目を挙げたセオアネ、そして最後に、ダリオ・ポべダがPKでゴールを決め、スタジアムが待ち望んでいたハッピーエンドをもたらした。この勢いをいかし、次の日曜日にレアル・オビエドスタジアムでのアウェー戦で強さを見せる時が来た。 

前半は均衡した展開で、両チームがエリアに攻め込み、チャンスを迎えたが、最後のところで正確性を欠いた。 試合のイニシアチブは、ウエスカが握ったが、ミランデスは相手フィールドでプレーできることを示した。両チームが相手エリアでチャンスがあったが、最も明らかだったのはエスクリチェの足から生み出された。28分、セオアネのクロスをウエスカ10番はボール受け、GKリソアインを背負いながらターンしながらシュートを放った。相手GKは、体でこれを阻止し1-0を逃れた。ハーフタイムまでミランデスは、ハッサン、カメロ、ブルゲがGKアンドレス・フェルナンデスを攻め続けたが、GKの大きな仕事には至らなかった。前半終了のホイッスル直前、バレンティンが相手ペナルティーエリア内でのプレーでPKを獲得しかけた。

後半、ウエスカは、ホルヘ・プリードが怪我でイグナシ・ミケルと交代するという悪いニュースから始まったにもかかわらず、大きな一歩を踏み出す。ホアキンに替わり、ポべダが入った直後の60分、エスクリチェが先制ゴールを挙げる。左サイドのマルク・マテウからの正確な狙ったクロスに、頭をうまく捻りながらのヘディングでボールをネットに送り込んだ。これがゴールラッシュの始まりだった。69分、ジェラール・バレンティンが、相手フィールドで上手くボール奪取し、そのままエリア内に侵入し、絶妙なタッチでGKリソアインを打ちぬいた。夢のようなデビュー戦となった。77分、マルク・マテウのお膳立てをセオアネが決め、安堵の追加点でエル・アルコラスに喜びを与えた。そして、終了5分前、ポベダの素晴らしいプレーでオデイのPKを誘い、これをポべダが決めウエスカでの初得点記録。ウエスカは、88分にもエスクリチェがマニータとなる5点目を決めかけたが、GKリソアインが逸らしたボールは、ゴールの枠に当たった。そして次のプレーでも、ポべダの2点目となるゴールが決まったが、直前のプレーがファール判定で審判はゴールを取り消した。エル・アルコラスは、試合終了の笛と同時に拍手喝采。これこそが、ウエスカのホームに相応しい試合だった。