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JA

メンディソロツァでの敗北

ウエスカはアラベスのセットプレーからの失点で敗れる(2-1)。オスカル・シエルバが点差を縮める

ウエスカは3連勝を目指して、強豪アラベスの本拠地ビトリアに乗り込んだ。ビトリアには200人のウエスカファンが駆け付けた。しかし前半の好調な展開でアラベスが決めた2ゴールが決定的となり、ウエスカの大きな挑戦は達成されなかった。後半ウエスカは巻き返し、点差を縮めることに成功したが、逆転することはできなかった。

マルク・マテウが負傷したため招集外となり、プランの変更を余儀なくされたクコ・シガンダ監督はソコを先発させる。しかしこの試合最初のピンチが訪れる。試合開始から20分、ソコが負傷し足を引きずってピッチを後にする。監督はソコに代えてジェラール・バレンティンを投入。それまでソコはエリア内からクロスシュートを放ち、それを相手GKが身体を張って阻止するなど、最も明確なチャンスを得ていた。監督が記者会見で語った通り、今シーズンまだ無敗のアラベスと「差し」で勝負するためピッチに立ったウエスカにとって、これがこの試合ゴール前での最初のチャンスだった。

ウエスカがカウンターを狙う一方、ホームのアラベスはプレスをかけ何度もチャンスを得るが、アンドレスがことごとくそれを止める。しかし前半終了間際、コーナーキックからのセットプレーで、アンドレスはアルカインのシュートを防ぐことができず、アラベスのゴールが決まる。

後半に入り、クコ・シガンダ監督はベンチを動かして反撃の糸口を探る。ピッチに入ったオスカル・シエルバとトメウが中盤を変えながら前半阻まれたポゼッションを取り戻そうと試みる。しかしそれも叶わず、またもやセットプレーからアラベスの2点目が決まる。ニアポストへのコーナーキックからファーポストにいるテナグリアのシュートだった。

ウエスカ崩れるどころかは相手エリアで大きな存在感を示し反撃する。実際、エスクリチェがヘディングシュートでゴール前に迫るが、GKシベラが手ではじいて得点にはならず。クコ・シガンダ監督はケビン・カルロスを投入し、エリア内でその身体的特徴を最大限に活かそうとする。そしてウエスカはその後最初のアクションでコーナーキックを獲得、フロリアン・ミゲルがシュートを放つが惜しくもゴールにはならず。

しかしエリア外からのオスカル・シエルバの強烈なシュートが決まり、ウエスカは点差を縮めることに成功する。更にウエスカは初出場のカリージョを最後の交代要員としてピッチに送り込み、勝ち点を狙う。しかしカリージョは期待されたような連係を見せられず、両チームとも得点に迫るものの、あまり目立ったプレーがないまま、2-1で試合は終了した。