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JA

ロス・カルメネスでの貴重な勝ち点

ウエスカはアウェーでグラナダと対戦し、激戦の末引き分ける(0-0)

アウェーでグラナダとの対戦は、ウエスカにとって大きな挑戦であったことは否定できない。強豪グラナダは今シーズン初のアウェーでの勝利を獲得するには最適な相手とは思えなかったが、ウエスカの監督はロス・カルメネスのピッチでは最大限の力を発揮すると告げていた。そして監督は嘘をつかなかった。ウエスカはポゼッションとチャンスに関して対戦相手と統計上は互角で、素晴らしい働きぶりを見せたが、相手エリアで明確なチャンスがあったにもかかわらず、それをゴールに結びつけることはできなかった。順位表で勝ち点1を追加しただけで、ウエスカに戻ることになった。

クコ・シガンダ監督はこの試合、これまでとは違ったディフェンスメンバーを起用する。デビュー戦となったルベン・プリードとホルヘ・プリードがセンターバック、そしてルーマニア代表から戻ってきたアンドレイ・ラティウが先発。また、ジェラール・バレンティンが初先発し、見事なパフォーマンスを見せる。

チームはほぼ相手エリアのゴール前に迫り、ケビン・カルロスが最初のチャンスを作る。しかし、GKとの11の後、ケビン・カルロスのシュートはクロスバーを大きく外れる。次のチャンスも再びケビン・カルロスから。しかし横パスはファーポストにいたマルク・マテウに渡る前に相手ディフェンスに阻まれる。そして前半半ばにさしかかる頃、ジェラール・バレンティンが素晴らしい個人技からゴールラインぎりぎりまで走り込みクロスを上げるが、ボールはディフェンダーに当たった直後にケビン・カルロスの背中に当たってコースを変え、惜しくもゴールとはならず。

前半30分間ほとんど相手エリアでプレーし良いプレーを見せていたウエスカの最も明確なチャンスだった。グラナダは直接フリーキックで得点を狙うが、アンドレスのファインセーブでゴールを防ぐ。その後グラナダはゴールに近づくものの、チャンスをものにすることができない。

後半に入り、イエローカードを貰ったオスカル・シエルバに代わり、トメウがピッチに入る。前半同様ゴールに迫ったのは、この試合グリーンのユニフォームを着たウエスカの方だった。ティモールのコーナーキックはポストに近い所へ、続いてマルク・マテウがゴールを狙ってシュートを放つ。しかしまたもやセットプレーがきっかけとなる。エリア正面でのフリーキックがクロスバーを越え、そこからグラナダのペースになってしまう。

クコ・シガンダ監督はグラナダを止めようと橋本拳人、カンテ、ソコを投入し、3枚替えを行う。その後フロリアンに代えてビララサを投入する。試合はペースダウンしたかのように思われたが、終盤にはアンドレスの素晴らしいセービングに続き、カンテのシュートがクロスバーを直撃するなど、最高の展開となる。また、ビララサがノーマークだったフアン・カルロスへクロスを送るが、1人少ない状態のグラナダを相手に点を入れることができず、試合は引き分けに終わった。