
エル・アルコラスでの激しいダービーは、勝ち点を分け合う
SDウエスカはセオアネが先制点を挙げ、レアル・サラゴサはHT前に同点ゴール。エル・アルコラススタジアム史上最高の観客入場者数となった試合は互角の展開となった(1-1)。
SDウエスカは、ラ・リーガ・スマートバンク第36節でレアル・サラゴサと対戦し、エル・アルコラス全体がチームを支え、激しい試合となった試合を引き分けで終えた。前半にセオアネ、その後アゾンがそれぞれゴールを決め、アラゴンダービーに相応しい試合展開となった(1-1)。ここ5試合負けなしのウエスカが、このラ・リーガ終盤でポイントを積み重ね続けるのに役立つ勝ち点となった。
この試合はいつもと違い、キックオフの数時間前からすでに、スタジアムの周りは華やかなサッカーの雰囲気に包まれた。 8143人の観客が詰めかけ、過去最高の観客数を記録した。 試合は激しい立ち上がりとなったが、序盤はどちらのエリアでもゴールチャンスを得ることはできなかった。アンドレス・フェルナンデスが問題なくセーブしたフランセスのシュートやSDウエスカが相手陣内に何度か侵入した以外で、スコアを動かす最初の明確なチャンスが最大限の効果を発揮することになる。31分、セットプレーからゴールライン際への短いボールからセオアネのゴールが生まれた。セオアネは、自分でリバウンドを拾い、そのセカンドチャンスを生かしてファーポスト内側に、GKクリスチャン・アルバレスが阻止不可能な強烈なシュートを放った。 そのわずか7分後、セットプレーから生まれたプレーで、サラゴサが反撃。 エウジェニの素早いリスタートをいかし、1-1としたのはアゾンだった。ハーフタイムまでの明らかなチャンスは、前半のラストプレーだった。セオアネが、エスクリチェにパスを通し、エスクリチェは左ポスト側にシュートを放った。
シスコ監督は後半、ティモールとマルク・マテウに替えてラゴ・ジュニオールとミケル・リコを投入。試合は激しい展開が続き、ウエスカは時間を追うごとに激しさを増していった。後半開始直後、エスクリチェがルーズボールを運び、シュートを打ったが枠を外れた。ラゴ・ジュ二オールはサイドでアクティブに動く。ウエスカは、アルバロによるエリア内でのハンドの可能性を主張したが、VARレビューの結果、PK判定はされず。シスコ監督は、ホアキンとエスクリチェに替え、ダリオとバレンティンの二人を投入した。終盤になると、試合のリズムはスローダウン。アンドレイ・ラティウに替わりフェレイロもピッチに入った。ロスタイムにウエスカの最後の猛攻があり、試合の結果を変える可能性さえあった。しかし、イグナシ・ミケルのヘディングシュートはクロスバーに弾かれ、最終スコアは引き分けで終わった。