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エル・アルコラスで狂気のドロー

ウエスカはチャンスが多かった試合でグラナダと引き分ける(1-1)

偉大な対戦相手、春のような気温、そしてたくさんのチャンスと、この日曜日、エル・アルコラスの観客は90分以上に渡り大いに楽しんだ。しかしウエスカは勝ち点1を獲得するにとどまった。エル・アルコラスでの無敗記録を13に更新した素晴らしい試合だった。

クコ・シガンダ監督は試合前の記者会見で対戦相手のポテンシャルについて話していたが、ウエスカのスタジアムのピッチでそれは見られなかった。日曜日のシエスタを忘れさせるほどの速いトランジションで、ホームのファンを前におそらく最も激しい45分だった。ウエスカの最も明確なチャンスは30分も経たない時に訪れる。自陣からジェラール・バレンティンが驚異的な走りでエリア内に侵入しクロスシュートを放つが、これはわずかに外れる。オベングはあと少しのところで間に合わず。そしてグラナダの反撃は一瞬だった。ゴールエリアでシュートのリバウンドをカジェホンが拾ってシュート、ボールはゴールネットを揺らすが、これはオフサイドと判定され無効となる。

まるでバトルのような打撃の応酬で、次にゴール前に迫ったのはウエスカ。シエルバがシュートを放つが、これは枠を外れ、跳ね返ったボールはオベングの前に落ち、低い位置から素晴らしいシュートを放つ。しかしこれはGKラウール・フェルナンデスの好セーブに阻まれる。そして再びオベングが素晴らしいシュートを放つが、またもやラウール・フェルナンデスが弾き返す。

そしてウエスカの最も大胆なパフォーマンスがゴールをもたらす。フアン・カルロスのカウンターからジェラール・バレンティンがゴールエリアにクロスを入れ、それをホアキンが決めてウエスカが先制する。しかしグラナダはすぐに反撃し、前半ロスタイムにネバがエリア手前から強烈なシュートを決め、同点に追いつく。

後半に入りグラナダはゴールを狙うが、ウエスカはその数分後反撃を開始、ジェラール・バレンティンとホアキンの素晴らしいコンビネーションからホアキンがクロスを上げるが、オベングはあと少しのところで間に合わない。58分、アルセニアーノ・モネシージョ主審はエリア内でジェラール・バレンティンが倒れたとしてウエスカにPKを与えるが、数分後に判定は変わり、混乱と抗議の時間が始まる。そしてグラナダはエリア内でボールをリカバリーし、クロスシュートを放ち、ボールはポストの内側に入るが、モリーナのオフサイドがあったとしてゴールは無効になる。その直後、フアン・カルロス・レアルのシュートのリバウンドを橋本拳人が拾ってシュートするが、これはクロスバーの数センチ上に外れる。

前半途中にはめまいを起こしたクリスティアン・サルバドールに代わり、橋本拳人がピッチに入っていたが、選手の疲労が激しいことからクコ・シガンダ監督は試合終了10分前にベンチを動かす。オベングとフアン・カルロスに代わり、カンテと負傷から回復したマルク・マテウがピッチに入る。その後、ティモールとフアンホ・ニエトも交代でピッチに入る。フアンホ・ニエトは1年前に負った靭帯の負傷を克服し、ウエスカでのデビューを飾った。

ロスタイム、ブライアンの強烈なシュートをアンドレスがセーブ、エル・アルコラスが息を飲む瞬間だった。そして相手エリアではマルク・マテウのスローインからティモールにボールが渡る場面もあった。グラナダはフリーキックから明確なシュートが放てない。そしてそれがこの試合のラストプレーとなる。この試合、明確なチャンスがあっただけにさまざまな評価が飛び交うドローとなった。