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SDウエスカがサルディネロ・スタジアムでワンポイントを拾う

ポンボのPKで先制されたウエスカは、カンテーのゴールで同点に追いつき、ラシン・サンタンデールに1-1で引き分ける

負けはしなかったが勝利を手にすることはできなかった。サルディネロ・スタジアムでもウエスカのアウェイでの勝利はならなかった。 ラシン・サンタンデールと引き分けたウエスカは、またしてもアウェイ戦に課題を残した。得点の好機はあったものの両チームとも追加点をとれず引き分けに甘んじた。シガンダ監督はビララサとともにカンテーをスタメンに起用し、アウェイで通常のフォーメーションに戻した。ハーフタイム間際にカンテーが11mの距離から同点ゴールを決めた。 

ラシンのフリーキックがエリアに入ったとき、ラシンの選手がエリア内で倒れ主審がPKをとった。GKのアンドレスはポンボのシュートコースを読んでいたが、強力なPKを止められなかった。 試合開始直後から互角の戦いをしていたウエスカだが、先制され苦しい展開となった。27分にポンボにPKを決められるまで、ラシンがウエスカゴールを脅かしたのは1度きり。それも真正面でGKアンドレスが止めた。ウエスカの惜しいチャンスはフアン・カルロスのプレーだった。エリア内に2度目に入ったボールをとらえファーポストにシュートを放ったが、大きく外れた。

シエルバがエリアに送り込んだフリーキックをティモールがシュートしたが、主審はプリードにファウルがあったとして、これを無効とした。ウエスカはビハインドスコアのままハーフタイムに入るかと思われた。しかし、そこでアブー・カンテーが同点弾を決める。 ラシンの中途半端なビルドアップから、エリア内でボールを奪ったカンテーは、ゴールエリアに入り、左足でゴールポストぎりぎりにシュートを放った。これでウエスカは同点に追いつき、ハーフタイムに入った。 

後半の立ち上がりは前半と似たような展開だった。攻勢だったのはラシンだが、ウエスカのディフェンスに決定機を阻まれた。一方のウエスカは早い動きでボールを奪いに行くが、相手陣地で攻めきれない。シガンダ監督は攻撃をリフレッシュするため、65分までにホアキンとカンテーを下げ、オベンとジェラール・バレンティンを投入した。 

その後ラシンはフリーキックとサウール・ガルシアのロングレンジシュートの2度の得点チャンスを作るが、いずれもゴールを大きく外した。残り20分、ウエスカのフロリアンが放った強烈なシュートはわずかにゴールを外れた。シガンダ監督は次に拳人とエンゾ・ロンバルドを投入する。元ラシンのロンバルドはサルディネロ・スタジアムに拍手で迎えられた。 

終盤のラシンはムボーラのインスピレーションを期待して果敢に攻め込むが、ロスタイムに入ったところでムボーラはベンチに下がる。一方のウエスカもラシンの攻撃をもちこたえ、エンゾ・ロンバルドがいい動きをみせたが、結果的に両チームとも追加点をとれず1-1の引き分けに終わった。