アギラスに勝ち、国王杯次ラウンドに進出
SDウエスカは、フアンホ・ニエトの決勝点で勝利を収め(0-1)、同大会の1回戦を突破した。
アギラスFCのスタジアムで開催された国王杯戦。この舞台でアントニオ・イダルゴ監督はSDウエスカ就任から初勝利を収めた。油断していたら負けてもおかしくなかった。試合終了まで応援を止めなかったサポーターの後押しによって、まるでお互いにカテゴリーの差がないように見えた。そんな状況でチームはしっかりと勝利を収めた。先制ゴールを決め、次ラウンドに駒を進めるため逃げ切った。SDウエスカはやるべき事をやった。
25分、フアンホ・ニエトのクロスがアギラスのゴールに突き刺さり、先制点を奪った。初めて緑色のユニフォームを着たSDウエスカは、決定力を活かし一撃をかました。満員のスタジアムが応援を止めない国王杯定番の展開、相手は戦術もハッキリしていて、インテンシティも高かった。これらすべての理由から、アントニオ・イダルゴ監督は前日会見でも公言していた。3日前、エル・アルコラスで起用した11人とは全く異なるイレブンを描いていた。特筆すべきニュースで言うと、GKフアン・ペレスのSDウエスカ公式戦デビューが挙げられる。アルムデバル出身のゴールキーパーは、1点リードを守るため30分過ぎに好セーブを見せた。
後半はウーゴ・バジェホの好プレーで始まったが、最後のトラップをミスってしまいGKとの1対1のチャンスを逃した。以降、SDウエスカがポゼッションを保持する展開になり、エリア外から2回にわたり意表を突いた。フアンホ・ニエトがペナルティアークまでボールを運び相手ゴールを脅かし、そのわずか2分後、後半8分にビララサがコーナーキックのこぼれ球からゴールチャンスを迎えた。しかし、ボールはポストをかすれて枠外となった。ホームのサポーターが応援する中、イダルゴ監督はディエゴ・アスナルとハビ・ミエルを投入。
後半半ば、オスカル・シエルバは点差を広げようと直接FKで意表を突こうとした。しかし、シュートは相手GKにコーナーへ弾かれた。次にボリバルとルレイロが出場。残り15分、チームは着実と敵陣でプレーするようになっていった。アギラスはカウンターを狙いトライし続けるも、ジェレミー・ブラスコが統率していた守備陣にぶつかっていた。残り4分、まさしくジェレミー・ブラスコの代わりにルベン・プリードが入り、イダルゴ監督の最後の交代カードが切られた。
アントニオ・イダルゴ監督はセンターバック同士を入れ替え、試合はそのまま終了。同大会の次ラウンド進出を確定させた。次は日曜日、リーグのアモレビエタ戦に備える。


