ペピコ・アマットでSDウエスカが勝ち点1獲得
SDウエスカはエルデンセと引き分け(0-0)、3試合続けて勝ち点を積み重ねた。
3週連続で勝ち点を積み重ねたSDウエスカ。欲を言えば、勝ち点3であって欲しかったが、エルデンセのホームでイダルゴ監督率いるチームは勝ち点1に甘んじた。ペピコ・アマットではどちらのエリアでもはっきりとしたチャンスを迎えず、試合開始のスコアのまま終了した。
このカテゴリーにおける指折りの最難関スタジアムを前に、イダルゴ監督はスタメンのテコ入れを敢行した。オベンを先発に復帰させ、エラディと共に初のツートップを組んだ。ディフェンスラインも前回の試合より変更され、イバン・マルトス、プリード、ロウレイロ、フアンホ・ニエトの4人が並んだ。
撃ち合いの攻防が続くかと思われた試合だったが、時間が経つにつれて拮抗した展開を迎えていった。そんな中、最初にゴールチャンスを迎えたのはオベンのヘディングシュートだった。ホアキンの左サイドからエリア中央に上げたクロスに綺麗に合わせられたが、シュートは威力に欠けGKが両手でブロック。その数分後、ジェラール・バレンティンがコーナーキックからファーを狙ったヘディングシュートを放ったが、これもGKに弾かれた。シエルバがゴール左から直接フリーキックを狙ったが、狭いアングルから放たれたシュートは枠外のゴールネットに当たった。30分も経たずして3度に渡りゴールチャンスを迎えていた。対して、エルデンセはアルバロを試すまでとは至らなかったが、脅かす気配は見られた。
時間が経過し、ペピコ・アマットに雨が降りそうな中、サン・ジョルジェの十字架ユニフォームを着ていたSDウエスカが優勢に立ち、相手ゴールを攻め続けハーフタイムを迎えた。実際、前半最後のプレーはジェラール・バレンティンが放った強烈なミドルシュートだった。GKによってコーナーへ弾かれたが、キックまでの時間はもう無かった。
46分、コーナーキックからエリア中央に届いたボールにルーレイロが合わせるも、シュートはクロスバーを超えていった。しかし、時間が経つにつれて拮抗した展開が続き、62分にエルデンセがコーナーキックの戦術的セットプレーからゴールの糸口を見つけたが、オフサイドで取り消しとなった。その10分後、SDウエスカが反撃。イバン・マルトスが左足で強烈なシュートを放ち、GKが体を張ってセーブ。いずれにしても、オフサイドによってプレー自体が無効とされていた。
イダルゴ監督は77分までベンチを動かさず、ハビ・マルティネスとホアキンに代えてウーゴ・バジェホと橋本拳人を投入。84分、エラディに代わってトレサコが投入されたのを皮切りに、終盤はテンポが激変した。しかし、今回はホーム戦のようなサプライズはなく、アディショナルタイム3分も過ぎ試合開始のスコアと変わらず、0-0で終わった。