優れた視野を誇る攻撃的ミッドフィルダーが、新シーズンのチームを完成させる。
井上萌（22）は、夏の移籍市場最後の補強としてSDウエスカ・フェメニーノに加わった。ビザ関連の手続きが遅くなってしまい、シーズン開幕には間に合わなかった。しかし、長い手続きも終わり、ようやくチームの戦力として数えられる。両足を使いこなし、視野が広く、競り合いに強い、高いクオリティの持ち主の攻撃的ミッドフィルダー。
元早稲田大学の選手で、2021/2022シーズンに第30回全日本大学女子選手権（インカレ）優勝の経歴を誇る。それ以前は、十文字FCと浦和レッズユースレディースに所属し、その才能を発揮して日本代表ユースにも選ばれた。
中盤ならボランチ、トップ下でもプレー可能なユーティリティ性を持つ。今シーズンから新カテゴリーとなるセグンダRFEFに挑むチームにとっては心強い補強である。桑原茜と中田有紀につづき、SDウエスカ女子のユニフォームを着る3人目の日本人選手となる。
