
アルコルコンで今季初勝利
SDウエスカはエスタディオ・サント・ドミンゴで効率よく勝利し(0-2)、今シーズン初勝利を挙げた。
アウェイでアルコルコンに挑み、決定力を発揮したSDウエスカ。試合終了のホイッスルが鳴ると、歓喜のガッツポーズと熱いハグの光景が見られた。こうしてSDウエスカは今季初勝利を飾った。7試合目にして収めた待望の勝利によって、シーズン開幕から信念を曲げず戦い続けたシガンダ監督が報われた。ルレイロとオベンが前半のうちに1点ずつ決め、それ以降スコアが動くことはなかった。
またもやセットプレーからゴールを奪ったのは、ルレイロだった。しかし、今回は点差を縮めるためではなく、第4節ぶりの先制ゴールを意味した。キャプテンのホルヘ・プリードとともに再びCBコンビを組んだルレイロ。サイドからアシスト名手のオスカル・シエルバが蹴ったFKにヘディングで合わせ、ネットを揺らした。SDウエスカは、立ち上がりからホームチームのゴールを脅かし、試合開始からわずか21分で先制ゴールという形で報われた。しかし、アルコルコンも黙って傍観しているわけではなかった。18分、アダイがミドルシュートを打ち枠外だったが、横に飛んだGKアルバロ・フェルナンデスは肝を冷やした。
ルレイロに続き、追加点を奪ったのは今季初ゴールとなるサム・オベングだった。前半終了間際、カウンターを仕掛けたウーゴ・バジェホが空いたスペースにスルーパスを送ると、オベンがGKとの1対1を制し、0-2とした。
今季ホーム初勝利を目指すアルコルコンは、反撃しようと徐々にSDウエスカゴールに近づく。33分、1点返し点差が縮まるように思われたが、喜びも束の間。ゴール直前にイバン・マルトスへファウルがあったとして取り消され、スコアは0-2のままだった。アルコルコンは勢いに乗って攻め続け、SDウエスカはカウンターから追加点を狙うも、どちらのゴールもネットが揺れることはなく、0-2でハーフタイムを迎えた。
後半はアルコルコンが逆転を目指し、SDウエスカが前半に効率良く得たアドバンテージを守る展開となった。不運にもオベンが足首を痛め交代を余儀なくされ、代わりに入ったのは橋本拳人。チームの守備を強化するという意図も含まれた決断でもあった。オベンの代わりにワントップを担ったのは、カンテ。ウーゴ・バジェホの個人プレーからエリア内でチャンスを迎えるも、カンテの強烈なシュートは枠を捉えられなかった。
SDウエスカは試合のテンポを遅くしようと、74分にダブルチェンジを行う。ジェレミー・ブラスコとホアキンが、疲れ果てていたウーゴ・バジェホとハビ・ミエルに代わって出場した。試合終盤、アルコルコンが1点返せていれば、SDウエスカは窮地に立たされていたかもしれない。しかし、'空飛ぶ' GKアルバロ・フェルナンデスのビッグセーブによってその可能性も消え去り、試合は0-2のまま終わった。



