エル・アルコラスでの激しい戦いに見合った対価を得られず
ブラウグラナ0-2で終えたハーフタイムから同点に追いついたが、最終的にストイチコフが試合を決定付けた(2-3)。
エル・アルコラスは諦めなかった。ピッチでもスタンドでも。しかし、ウエスカSDが試合終了のホイッスルが鳴るまで見せた激しさと気迫が期待させた結末とはならなかった。イガルドのチームは最も難しいことをした。ハーフタイムに0-2のビハインドを背負ったものの、後半はエイバルを抑え込み、危なげなく試合を終えた。
開始3分、ホアキンが数的優位でドリブルで素早くカウンターアタックを仕掛けたシーンでは、SDウエスカが先制点を挙げる可能性もあったが、マラガ出身のストライカーは単独でのシュートを選択し、ボールはリュカの体を直撃した。前半が進むにつれて力を証明していったブラウグラナは、完成度の高いエイバルを相手に絶好のチャンスを逃した。、アルバロが2度の決定的なチャンスで救世主となり、最も見事だったのは、カウンターアタックでチャンスを迎えたコンラートとの1対1のシーンだった。
バスクのチームは、前半の終了が近づく中、ややかみ合わない展開が続いていたアントニオ・イダルゴ監督率いるチームよりも正確で、得点を匂わせていた。37分、ファーポストへのCKからベロカルが先制点を決め、42分にはボックス中央へ送られたクロスからソリアーノがゴールネットを揺らした。運命の5分間が、ブラウグラナをスコアボードと士気がボロボロになった状態でドレッシングルームに向かわせた。
しかし、ハーフタイムにイダルゴが発した言葉は、チームを奮い立たせる最高の足がかりとなったに違いなく、試合再開からわずか1分後、ホアキンのアシストからウーゴ・バジェホが1点を返した。ジェラール・バレンティンが、ハーフタイム直前に眉に傷を負ったファンホ・ニエトに代わって出場した。アスルグラナは良い感覚を得ていった。54分、ジェレミーがニアで同点ゴールを決めかけたが、ポストに阻まれた。2-2のドローの可能性から一転して迎えたピンチは、アルバロがまたもや足でセーブした。
プレーのインテンシティが高まり、エリアからエリアへと素早くボールが展開され、両チームが危険を生み出していた。しかし、同点ゴールが生まれたのはエリア外からであった。ウエスカの同点ゴールを生んだのは、ケントのエリア外からの強烈で、セーブ不可能なミドルシュートだった。この日本人選手は、アズルグラナのシャツを着ての初ゴールを、試合残り25分でスコアボードを同点に戻す正真正銘のゴラッソで決め、スタジアムはチームを爆発的に応援した。しかし、エイバルはこの新しいシナリオに激しく反応し、そのわずか5分後、何度か危ない場面を迎えた後、エリア内で素晴らしいスルーパスを受けたストイチコフが、アルバロを制し決めた。ブラウグラナは、またしてもビハインドを強いられた。
そして、アントニオ・イダルゴ監督は、エイバルのような相手にはリスクが伴うことを理解しながらも、再び「諦めず」前へ前へと出ていった。リュカが立ちはだかった二つの決定機、ルーレイロのシュートをセーブし、そのリバウンドからウーゴ・バジェホがシュートを放った。エル・アルコラスのピッチ上では試合終了に向け沢山の感情が生まれていた。この試合では、ウエスカSDのセカンドチームのストライカー、アイマンがデビューを飾り、誰もが息をのんだ6分間のアディショナルタイムの最後まで戦った。

