
タルティエレで残酷な結末
敗北を喫した前節に続き、82分、敗北に繋がるゴールを許してしまう。まるでデジャヴのようだった。レアル・オビエドを相手に苦しんでいるわけでもなく、窮地に立たされているわけではなかった。しかし、再びDFのミスが勝敗を分けた。ミッドウィーク開催だったため、息つく暇もなく次戦は土曜日エルデンセを迎える。
1週間の間に3試合というハードスケジュール。これを理由に、タルトィエレではローテーションを余儀なくされるとシガンダ監督は試合前の会見で公言していた。
「選手層は厚いから全員を信じている」
その言葉に偽りはなかった。シガンダ監督は、前節エル・アルコラスで対戦したスポルティング・デ・ヒホン戦からスタメン6枚替えを行った。聖ジョージの十字架がデザインされたユニフォームのお披露目となる試合で、監督にアピールしたい控え組はチームをリフレッシュさせた。結果、前半は良いプレーが見られた。
ただし、ポゼッション率は上回っていたものの、ゴールエリアにはあまり近づけていなかった。エンソ・ロンバルドのドリブルを武器に攻めようと試みるも、ゴールチャンスに繋がるようなラストパスが通らず。一方、オビエドもGKアルバロが守るゴールを脅かすことなくハーフタイムを迎えた。
後半の立ち上がり、ホームチームがギアを上げ左サイドからチャンスを作ろうとした。その時、シガンダ監督が動いた。日曜の試合にも出場していたカンテとハビ・ミエールを休ませ、シエルバとボリが代わりに入った。SDウエスカは劣勢だったが、耐え凌いでいた。試合終了まで15分を切った頃、フアンホ・ニエトとウーゴ・バジェホが途中出場した。
拳人の投入によってより守備的なシステムで構え、居心地も良くプレーできていた。しかし、カウンターからチャンスを伺っていた瞬間、82分にセバス・モヤノがゴール。SDウエスカにとっては大きなショックだった。劇的ゴールを目指し最後まで戦うも、1-0のまま試合終了を迎えた。


