
シーズン最終戦、勝ち点は伸びず
ウエスカは最終節でエイバルと対戦し、試合終盤に先制され僅差で敗れる
そうなるはずではなかった。ウエスカのシーズン最終戦は敗戦だった。統計的には互角の試合、ウエスカはペレイラが試合終盤エリア外から左足で決めたゴールでエイバルに僅差で敗れた。そのためウエスカはファンに最後の勝利をプレゼントことができず、既に新しい希望を持って来シーズンを見つめている。
シーズン最終戦でクコ・シガンダ監督は先発メンバーをほとんど変更しなかった。負傷したジェレミに代わってプリードがディフェンス中央に入り、マルク・マテウに代わってビララサが左サイドに入った。このようにウエスカは今シーズン最後のエル・アルコラスのピッチに入った。この最終節でエイバルは自動昇格の可能性が消滅してしまったため、この試合までの数週間では考えられないほど意欲に薄れた試合となった。しかしクコ・シガンダ監督が試合前の会見で指摘したように、ファンに満足してもらうことは、勝ち点3獲得のため全力を尽くすのに十分な目標となった。
しかしながら両チームともなかなか相手ゴール前に迫ることができない。20分、チームの攻撃の中心的存在であるオベングが個人技でゴールを狙い、最後に強烈なシュートを放つが、GKにキャッチされる。それに続きハビ・マルティネスがポンフェラディーナ戦とルーゴ戦での得点に続く3試合連続ゴールを狙う。しかしGKルカがハビ・マルティネスの素晴らしいコントロールとフィニッシュを見事に阻止する。そしてハビ・マルティネスが今度は左サイドで素晴らしい動きを見せたオベングのアシストを受けてシュートを放つと、スタジアムからはまた拍手が起こる。
後半開始早々、ビララサの強烈なシュートがポストを直撃し、試合は少しずつオープンな展開になっていくが、GKが介入するまでには至らない。エリア外から攻めるものの両チームともなかなかゴールネットを揺らすことができない。そして試合の残り10分となったところでエイバルのゴールが生まれる。ペレイラがペナルティエリア前にいたウエスカのディフェンス陣全員をすり抜ける低いシュートで決勝点を決める。GKアンドレスは視界が塞がれてボールが見えなかった。
ジェラール・バレンティンとディエゴ・アスナルがウエスカの最後の交代選手となり、ロスタイムの5分間は退場を含む中断が続き、試合内容は薄いものとなる。そのため、ウエスカは激しく攻めたものの、最終的に敗戦を逃れるには十分ではなかった。






































