エル・アルコラスで十分な対価を得られず
SDウエスカもアルバセテもスコアを動かせず、前者は後味の悪い勝ち点1を積み重ねた。
やる気、秩序、勝利への意欲はあったが、ゴールに結びつくことはなかった。SDウエスカはアルバセテを相手にスコアレスドローを喫した。順位を考慮すると、早急に勝利が必要な前者にとって後味の悪い勝ち点1である。アントニオ・イダルゴ監督率いるチームのパフォーマンス自体は良くなる一方で、チームの士気を高めるであろう勝利を収めるのに苦戦している。
悪い流れを断ち切る待望の勝利を目指し、SDウエスカの監督は守備陣のテコ入れをしたスタメンで挑んだ。ジェレミー・ブラスコ、ルベン・プリード、ホルヘ・プリードが並んだ。SDウエスカとアルバセテは共に勝ち点を必要としていたため、スタッツとポゼッションにおいても互角の戦いになることは序盤から予測できた。両者ともにエリア内に進入せず、相手ゴールを脅かすことはなかった。前半33分、ついにSDウエスカがアルバセテのゴールに迫った。ジェラール・バレンティンが仕掛け、エリア内でこぼれ球を拾いゴールチャンスを迎えた。アウェイチームはこれと言ったチャンスを迎えず、これが前半の唯一のゴールチャンスだった。
後半も前半と同じ展開でスタートしたが、両チームの交代や勝利の必要性が試合のテンポとインテンシティを徐々に高めていった。イダルゴ監督は攻撃をリフレッシュさせようと、オベンとハビ・ミエルを投入し、チームメイトとより良い連携が見られた。その直前、ダニ・エスクリチェのクロスにヒギノが合わせた素晴らしいヘディングシュートをアルバロが防いでいた。
残り15分、アントニオ・イダルゴ監督はビララサとエンソ・ロンバルドを投入。まさしく、後者が早速ゴールに迫る。しかし、遠くから打ったミドルシュートは枠を捉えられなかった。最後にピッチに入った2選手の華麗なワンツーからエリア内にクロスが上がるも、DFがクリア。そして、トレサコの出場でチームの交代枠は使い切られた。
93分、試合はもはや秩序を保つことよりハートのぶつかり合いと言えるオープンな展開だった。アルバセテはSDウエスカの攻撃を抑えることに成功し、両者ともに満足しない引き分けに終わった。



















