SDウエスカがより効果的なラシンに敗れる
アスルグラナスはエル・アルコラスで勝ち点を獲得できず(0-3)。
前節とは真逆のシナリオで、最終節まで残り2試合という中SDウエスカはエル・アルコラスを手ぶらで去った。今回はアスルグラナスが最後までトライし続けたものの、ボールがゴールに嫌われているように見えた。実際、アディショナルタイムに点差を縮めることもできたが、主審はゴールを認めなかった。したがって、アルバロが守るゴールに迫った数少ないゴールチャンスをモノにしたはるかに効果的なラシンが勝利を収めた。ゴールを取り消されたショックから立ち直る暇もなく、イダルゴ監督率いるチーム全体が攻撃に転じていたのを良いことにアディショナルタイムにダメ押しの3点目を食らった。
両チームの目標は違えど、共に勝ち点を必要としていた中SDウエスカとラシンはエル・アルコラスでの対決に臨んだ。アスルグラナスは実質残留達成のため、そしてカンタブリア州のチームは昇格プレーオフ進出争いのために勝ち点3を狙っていた。スタッツ的には互角のスタートだったが、終盤に先制ゴールを挙げたラシンが1点リードでハーフタイムを迎えた。アルバロが最初のシュートを防いだが、こぼれ球がポストに跳ね返りネットを揺らした。その直前、橋本拳人がペナルティアークから放ったシュートがGKに防がれ、その後クロスバーを越えたボレーを合わせ、チーム最大のチャンスを迎えた。アスルグラナスはロッカールームに向かう前に前半終盤セットプレーでゴールチャンスを迎えたが、0-1を覆すことはできなかった。
ロッカールームから戻った際、イダルゴ監督はリアクションを求め2枚交代を行なった。ジェラール・バレンティンがジェレミー・ブラスコに代えて、ハビ・マルティネスがアレックス・バルボアに代えて出場し、チームの攻撃力が増した。試合再開から1分も経たずしてビララサが右足でゴールを狙うも、大きく枠を外れた。しかし、ラシンは素早く反応し、ファーポストへのコーナーキックでポジション取りに勝ったアラナがシュートを合わせ、ゴールに吸い込まれた。
フアンホ・ニエト、次にエラディがダブルチャンスを迎え、イダルゴ監督率いるチームは目を覚まそうとしていた。そのわずか2分後、ウーゴ・バジェホがターンから打ったシュートがクロスバーに当たるところだった。SDウエスカは諦めず試合にしがみつき、エル・アルコラス全体もそのことを理解していた。フアンホ・ニエトがエリア外から強烈な右足シュートで前節と同じようなゴールを狙ったが、今回はGKに弾かれた。
次に出場したのはオスカル・シエルバに代わりハビ・ミエルだった。そのわずか5分後、オベンとホアキンがケントとウーゴと交代。しかし、今回はSDウエスカのボールがゴールに嫌われ、ハビ・ミエルのシュートもルベン・アウベスにクリアされた。ホアキンのシュートをムブーラが送り込んだが、主審がハビ・マルティネスのハンドの疑いで取り消した。アスルグラナスの逆転のチャンスは断ち切られ、エカインがダメ押しの3点目を決めた。





















