SDウエスカがマルティネスバレロでの値千金勝利で立ち直る
アスルグラナスはエルチェCFのスタジアムで攻守ともに最高のパフォーマンスを発揮し、大勝(0-3)を収め、悪い流れを止めた。
スコアボードには輝かしい0-3が表示され、アスルグラナ側でBGMのように聴こえていたのは拳を握りしめながらの「Vamoooos」の雄叫びだった。SDウエスカのマルティネスバレロへの訪問は、このような結末を迎えた。勝ち点3の獲得に加えて、アントニオ・イダルゴ監督率いるチームはエルチェで色んな収穫を得た。4試合勝ちなしという悪い流れに終止符を打ち、最高のパフォーマンスを再び発揮できた。効率性MAXで得た値千金の勝利、そして凄まじい守備のパフォーマンスで新たにクリーンシートを達成した。
マルティネスバレロで開催された試合でゴールをこじ開ける鍵を握ったのは、セットプレーだった。そこのこぼれ球からのシュートでわずか5分の間隔でSDウエスカは2点リードを得た。2点ともにまごうことなきゴラッソ。1点目は32分、コーナーキックからのこぼれ球を拾ったフアンホ・ニエトが、ペナルティエリア手前から強烈なシュートを放ち、相手DFとアレックス・バルボアに当たってからゴール中央に吸い込まれた。1点リードですでに結構でかいアドバンテージだったが、わずか5分後、38分に橋本拳人がリードを広げた。オスカル・シエルバがクロスを上げたフリーキックのこぼれ球を左のペナ角で拾い、キーパーの手が届かないゴール隅に驚愕のボレーを合わせた。
これまで前例のない11人を起用したアントニオ・イダルゴ監督の賭けは、エルチェのピッチで吉と出た。ルーレイロ、フアンホ・ニエト、プリード、マルトス、ビララサがDFラインを構成。オスカル・シエルバ、ケント、バルボアが中盤を仕切り、ウーゴ・バジェホとエラディが攻撃の中心となった。まだ試合がスコアレスドローだった序盤、堅実な守備に賭けたSDウエスカはホームチームの猛攻に耐え、アルバロはほとんどグローブを擦り減らすことはなかった。アスルグラナスがリードしていた頃には、前半アディショナルタイムにホーム側がファーを狙ったボールがクロスバーを超え、最も大きなゴールチャンスを迎えた。
後半の立ち上がりは、イダルゴ監督率いるチームにとって佳境を迎えた。なぜなら、エルチェがハーフタイムに2人の選手交代で後半に突入し、そのわずか10分後に新たな2枚交代で敵陣でのプレー時間を増やそうとしたからだ。一方、SDウエスカの監督は60分、数節ぶりにスタメン復帰を果たし足がつっていたバルボアに代わりハビ・マルティネスを投入した。
再び取り戻した隙のない守備パフォーマンスで攻撃を抑え込み、相手はゴールに繋がるラストパスを出す前にSDウエスカの守備陣にぶつかっていた。残り20分、ホアキンとオベンがウーゴとエラディに代わってピッチに立った。最後の交代カードとなったハビ・ミエルが、ピッチ入場後2度目のボールタッチからダメ押しの3点目を決めた。試合終了まで残り8分、輝かしい0-3を決め、チームの苦しみを根源から断ち切った。
















